B-3/上手な依頼のしかた

せっかく良い店(自分の目的を叶えてくれる力量を持った店)を見つけても、頼み方を間違うと思い通りの結果が得られない場合があります。最高の仕事をしてもらうための頼み方について考えてみましょう。

職人だって感情に左右される

ポリマー加工や磨きというのは、特殊技能を使ったサービス業です。人間がやるサービスですから、気分が乗れば作業に熱も入るだろうし、逆に気分が乗らなければ力も入らないということが、どうしてもあり得ます。

『ご用命頂き有難うございます。出来あがるのを楽しみにしていて下さい。』
『(愛車を)よろしくお願いします。出来あがるのを楽しみにしています。』
というようにお互いが納得できるような理想の形で依頼を完了したいものです。

磨きは工賃仕事(どれくらい磨くかで価格が決まる)

お店、あるいはお店の実力よって値段帯は違うと思いますが、お店ごとに2万円なら2万円分の仕事、3万円なら3万円分の仕事をしてくれると考えておいて下さい。

したがって、何のビジョンも無く『少しでも安いほうが良いに決まってる』というだけの理由で、値引き交渉をしても、良い結果は期待できません。

例えば3万円のテレビを2万円に値引きしてもらったとすれば、おとなしく3万円で買った場合と比べて、単純に1万円得したことになります。

しかし、3万円の磨きを2万円に値引きしてもらったとして、果たして3万円分磨いてくれるでしょうか。恐らく1万円分手抜きされるのがオチだと思います。あるいはその恐れがあります。

また、職人であれば必ず持っている『磨きの美学』や『プライド』を尊重しない『ビジョン無き値引き要求』は、仮に何とかねじ込んだとしても、『職人の気分』『テンション』を下げるだけで良い結果は得られません。

(ほんのたとえ話ですが)むしろ1000円チップを渡して4万円分?磨いてくれる方向に持っていく…というくらいの方が得な場合が多いと思います。

要は、何となく余分にサービスしたくなってしまうような『良いお客さん』になった方が得ということです。

実際に資金が乏しく、安くやってもらいたい場合

予算を提示して、相談するのがベストだと思います。
『これくらいの予算ではどのくらいやってもらえますか?』と聞いて下さい。
『これくらいの状態にはなりますよ』という答えを聞いて、それが満足のいく範囲だったら、それで良いのじゃないでしょうか。

この場合だったら、『いやな値引き』になりませんから、むしろ『その範囲でなるべく綺麗にしてあげよう』という本来の職人気質(この場合は『俺は上手いんだよ』という事をアピールしたい本能)がグググッと頭をもたげてきて、過分なサービスをしてくれる場合だって結構考えられます。

それが職人という生き物なんです。

仕事は急がせない方が得

もう一つ重要なことは、仕事を急がせないことです。
時間が足りなくては、満足な仕事は出来ません。そうなってしまっては、お互い不幸せですから、仕事を依頼する時には、なるべく車を少し預けておける余裕のあるタイミングの時に頼むようにしましょう。
同様の理由で、店のスケジュールが混んでいる時に、無理を言ってやってもらうのは、なるべく避けた方が得策です。

結論
『気分良く仕事をしてもらう』
『ビジョンの無い値引き要求はしない』
『予算が少ない時は、相談する』
『仕事は急がせない』

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