車のボディコーティング剤比較表

酸化しないガラスコーティング<GFコート>の出現で、これまでと比較して、各段に高レベルな塗装保護が可能になりました。

ボディコーティング保護原理の違い

今までのコーティング 最先端のGFグラスコート
酸化劣化 塗装の代わりにやられてくれる犠牲膜理論。 酸化しない完全保護膜理論。
洗車感覚 初期のみ油分などによる一時的滑らかさで対応。 酸化しない完全保護膜理論。
汚れ 塗装の代わりに汚れてくれる犠牲膜理論。 酸化しない完全保護膜理論。
クレーター 酸化するため、防御する能力は無いが、撥水の具合を調整することで工夫。 酸化しない完全保護膜理論。
鉄粉 無し。無抵抗。 酸化しない完全保護膜理論。
鳥糞 無し。無抵抗。 酸化しない完全保護膜理論。
洗車キズ 一時的な滑らかさで対応。また、初期は油分で見えにくくして対応。2H〜3Hまでの保護膜が多い。 9H(鉛筆硬度)の硬質被膜で対応。ファイバー構造のため柔軟性抜群でひび割れ、剥離は起きない。

犠牲膜理論:さほど強くない用心棒のイメージ。用心棒が敵にやられている間は親分が無事であろう…という考え方。最大の弱点は用心棒がやられた後、つまりコーティング被膜が酸化してしまった後はそれ自体が酸化物として塗装を攻撃するため二重のマイナスになる。

完全保護膜理論:負けない用心棒のイメージ。GFコートのガラスコーティング被膜が敵にやられることはまず無い。しかし親分を守りきれないことはある。これはガラスコーティングが超薄膜であるため遮断率が100%にならないから。しかし、結果的な防御力は犠牲膜とは比べ物にならない。被害を受けた場合でも軽微で済む。

ボディコーティング保護効果の違い

今までのコーティング 最先端のグラスコート
酸化劣化 コーティング被膜も塗装も酸化劣化する。一年で一年分、二年で二年分、普通に古びる。 保護被膜が酸化しないガラスコーティングなので塗装も酸化劣化から守られる。古びた感じがあまり出ない。→状態保存能力
洗車感覚 表面が酸化するためスポンジなどの滑りが悪くなって、ザラザラ感。 酸化しないため何時もツルツル。抜群の洗いやすさ。たまに乾拭きをしてコーティング面を露出させる必要あり。
汚れ 酸化共鳴するため、塗装と一体化、削る以外絶対取れない汚れ(汚れのように見える酸化したコーティング被膜)に変質。 汚れは単なる付着物にとどまり、常に汚れと塗装面の境目がはっきりしている。そのため洗車によるこすりで落とせる。汚れの種類によっては要シャンプー。
クレーター 酸性雨に弱く、塗装は陥没し、修復不能に。 防止能力が極めて高い。ほとんどシャットアウト。
鉄粉 酸化するので鉄粉と塗装が一体化。食い込む。グサッのイメージ。 酸化共鳴しないので、食い込まない。
ペタッのイメージ。
鳥糞 酸・アルカリに弱く、無抵抗。ひび割れ・膨れ等 防御力が高く、被害が大幅軽減。無事な事も多い。
洗車キズ 普通に付く。塗装自体に直接洗車キズが入るため再施工時に再研摩が必要。→塗装が薄くなる 被膜強度が高く付きにくい。保護膜が突き破られない限り塗装 にキズは入らない。被膜上のキズは処理が容易
総合評価 塗装を守っているとは言いがたい 十分塗装を守っている(限界値はある)

 

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