その他コーティング剤

『酸化しないコーティング』との大きな違いは、鉱物油系溶剤・樹脂類・ワックス類・油脂類などの酸化しやすい物質を原料としているため、酸化しやすい・・・という点です。当然、車の塗装を酸化劣化からあまり守ることは出来ません。したがって、コレを塗っておいても、1年たてば1年分、2年たてば2年分・・・というように、コーティングも塗装も時間の経過とともにほぼ普通に痛んでしまいます。しかし、一般のワックスよりワックス効果?が長持ちな点と、簡単な施工性(樹脂硬化タイプやフッ素含有量の多いものは難しいけど)に価値があります。現在でもコーティング剤と言えば、この石油系コーティング剤が主流です。よくフッ素系とかガラス系とか呼びますが、こういった呼び方は『どんなお役立ち成分(酸化しない物質)を含むか?』という切り口による分類で、そのコーティング被膜が酸化しない材質で出来ていることをあらわすものではありません。例えば弊社のパワープロテックはケイ素系でありフッ素系でもあり、また被膜がシロキサン結合(si-o)なのでガラス系と呼ばれることもあります。実際に安価なガラスコーティングとしても使用されています。しかい、ジャンル分けをするならば酸化しない物質入りの酸化するコーティング剤というのが妥当と考えられます。(ただし、プロショップやディラーを見ても、まだまだはこのタイプが主流。主流であるということは十分何らかの役割を果たしているということです。目的さえ勘違いしなければ優れたコーティング剤であり十分存在価値を示します。)

パワープロテック

パワープロテックは、濡れた塗装面に塗布し、そのまま拭き取るだけで、塗装面と化学結合し、軟質高被膜を形成します。この被膜は強靭な耐久性を持ち、弊社の『おちゃのこ洗車システム』の長期フィールドテスト時に基本加工用ポリマー剤として使用しましたがベースポリマーとして十分な性能を発揮しました。仕上がりは素晴らしい撥水性と共に美しい光沢を有し、成分上耐酸性雨性能が強化され、その作用に伴い水垢を寄せ付けず、ウォータースポットの発生防止にも効果絶大です。さらに、静電気の発生を防ぐため、冬場のホコリも非常に簡単に落とせるようになります。パワープロテックは従来品(弊社で言うところと酸化しないコーティングではない)ではありますが、非常に優れた汎用性と光沢・撥水・さわり心地に多くの人々を魅了する卓越性があり、出荷量の極めて多い有名製品です。

主な特徴

  • イージーな作業性で、且つ仕上がり性能はプロ仕様
  • 酸性雨や煤煙に抜群の耐久性
  • 抜群の撥水性
  • 水垢を寄せ付けない
  • 美しい光沢を長期間持続
  • 静電気をバッチリ防止
  • 軟質被膜成分がバフ目を埋める
  • プラスチック面、アルミホイールにも同様に効果。なし地のウレタンモールにもOK
  • 加工表面は比類無き超低摩擦係数
  • 上記特性上、ダブルコーティングの上塗り剤としても極めて有効

マルチな用法と使い分けが可能なパワープロテック

使用方法1 本格コーティング(プロショップ向け)

  1. ボディにハンドスプレー等で水を打つ(ポリマーシャンプー等で脱脂洗車後の濡れたままの状態でもOK!!)
  2. スポンジなどにパワープロテックを取り、水と一緒に出来るだけ均一に、なるべく薄く塗り伸ばす。
  3. 水と液剤を拭き取る(一緒に拭き取るのも別々に拭き取るのも両方OK!!)
  4. 引き続きカラ拭きで仕上げる。(この時特殊クロス(各種ミクロ繊維)を使うとムラの発生を防ぎます)
  5. 万一、ムラが生じた場合は洗車をすれば消えます(そのままにしておいても時間が経てばスッキリ消えます)
  6. すぐ雨にあたりそうな時は高密度のウレタン(当社で言う極細など)で空バフを掛けると完成が早まります。

使用方法2 洗車ポリマー(SS・量販店向け)

  1. ボディにハンドスプレー等で水を打つ(ポリマーシャンプー等で脱脂洗車後の濡れたままの状態でもOK!!)
  2. スポンジなどにパワープロテックを取り、水と一緒に出来るだけ均一に、なるべく薄く塗り伸ばす。
  3. 水洗いして余剰分をきれいに洗い流すか、高圧洗浄機で吹き飛ばす。
  4. 水分を拭き取ったら、引き続きカラ拭きで仕上げる。

使用方法3 パワープロテック洗車(メンテ・洗車時)

  1. 通常の洗車と同様に、最初はキズの原因となりそうな物質(砂・チリ・ホコリ)を水の力で流します。
  2. 洗車スポンジなどに少量のパワープロテックを取り、そのスポンジで洗車します。
  3. 最後は水をかけながらきれいに洗い上げる。または高圧洗浄機で吹き飛ばして終了。
  4. 水分を拭き取ったら、引き続きカラ拭きで仕上げる。

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