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酸化しないコーティング
酸化しないってどういうこと?
例えば、ガラスやセラミック。ガラスの板や瀬戸物(まあセラミックみたいなものです)のおちゃわんを野原に放置しておいたとしましょう。一年くらい経ってから見に行ってみると…
一年分ですから、きっとひどく汚れていることでしょう。でも家に持ち帰って一生懸命洗ったり拭いたりすれば元の状態に戻せそうな気がしませんか?そう、ガラスやセラミックは(このHPで言うところの)酸化しない物質であるため、一年間雨風にさらされながらも、痛むことなく元の状態を保つことが出来るのです。
<酸化しない>のイメージ:劣化なし、腐らない、痛まない、変化しない、古びないetc
<酸化しないもの>の例:ガラス、セラミック、フッ素etc
どうにかしてこれらのもので車を包み込むことが出来れば車の塗装の酸化劣化を画期的に防止できます。
じゃ、酸化するってどういうこと?(一応)
例えば鉄や木。釘や割り箸をさっきみたいに一年間放っておいた場合どうなるでしょう。釘は錆びまくり、割り箸は…ぼろぼろになって発見できないかもしれません。いずれにしても元の状態には戻せません。汚れただけではなく酸化して元の状態とは違うものになってしまうからです。
<酸化する>のイメージ:劣化あり、腐る、痛む、変化する、古びるetc
<酸化するもの>の例:鉄、木、ワックス、塗料、石油、樹脂、ゴムetc
これらのもので塗装を包んでも車の塗装はあまり酸化劣化から守ってもらえません。
フッ素・ガラスコーティングなのになぜ酸化するの?(素朴な疑問)
一番最初に、<酸化しないもの>の例としてガラス、セラミック、フッ素を挙げました。したがってフッ素の(保護)被膜やガラスの被膜は酸化しません。でも世に氾濫する自動車用ガラスコート・セラミックコート・フッ素コート被膜の多くが酸化してしまい、塗装を守ることが出来ないのはどうしてでしょう。
通常、ガラス的なものを含むとガラスコーティング。フッ素的なものを含むとフッ素コーティングと呼ぶのが慣例のため、ガラス的なものを含む樹脂やフッ素入りワックスが、それぞれガラスコーティング、フッ素コーティングと呼ばれています。
この場合、ガラス以外の本体部分、フッ素以外の本体部分、つまり樹脂やワックスの部分が酸化し易いので、全体としては(酸化しない成分入りの)酸化するコーティングになってしまうからです。
つまり、ガラスコーティング・セラミックコーティング・フッ素コーティングと呼ばれるコーティングにも酸化するコーティングと酸化しないコーティングがあり、多くは酸化するタイプであると言えます。
パワーGFコートは酸化しないガラスコーティング
つまり、酸化しないコーティングであるためには、石油溶剤やワックスや樹脂などの酸化しやすい材料を含まず、ガラスやセラミックやフッ素etcが直接被膜を形成している必要があるわけです。そうすればガラスの被膜・セラミックの被膜・フッ素の被膜となり、酸化しない被膜となります。
太陽ポリマーやプロ用のパワーGFゴールドラベルが酸化しないコーティング剤と呼ばれる所以は、石油溶剤やワックスや樹脂などの酸化しやすい物質を一切含まないで製造されている製品だからなのです。例えば太陽ポリマーの場合はガラス繊維素とフッ素で出来ています。当然塗装などに対する保護効果は抜群です。酸化しやすい物質に塗って、その酸化しやすい物質が酸化するのを防ぐことが主目的となります。
クリスタル5、ストロンガー、ピンクダイヤモンドなど水性タイプのGFコート剤は作業性を良くする目的で、拭き取りやすくするための成分を含みますので、正確には酸化しない材質だけで出来たコーティング剤ではありませんが、これらの不要成分は作業時に拭き取られたり、洗い流されたりして、結果的に酸化しないガラスコーティング被膜を形成します。
パワーGFコートはガラスコーティングには違いありませんが、酸化しないガラスコーティングであるという点が貴重であり、この点が従来品のガラスコーティングと違うのです。
知識と教養・・・自然界にもある酸化しにくい物質
ガラスやセラミックほどではありませんが、自然界にも酸化しにくい物質がいろいろあります。その代表選手が漆(ウルシ)です。よく漆塗りのおわんとかに使われてるそれです。たまにテレビなどで平安時代の食器などが極上の保存状態で紹介されているのを見かけますが、そんなに昔の木製品がピカピカで保存されたのは漆でコーティングされていたからです。
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