GFコートは酸性雨に強い

酸化に弱い従来品は酸性雨の水滴があればクレーターになる

ウォータースポットの色々なメカニズムの中で、よく言われるレンズ作用によるウォータースポット(U字型の白いやつ)というのは最近は塗装が進化し発生率が0に近くなり、ほとんど見なくなりました。したがってあまり考えなくて結構です。

また、雨染み(クレーター)の形状を調べてみると、小さいのやら、大きいのやら、丸いのやら、へんてこな形のやら、色んなタイプが存在します。

これらの形の中には水がビンビンに弾いていた時の水滴の形が元になっているとは思えないものが多く、したがって、撥水の強烈さとは直接関係がないことが分かります。

実際に、中途半端に扁平な水滴でも普通に雨染み(クレーター)が発生することは、周知の事実ですし、実験でもこのこと(普通に出来る)は証明されています。

つまり、水滴の状態を調整するだけで、雨染みをシャットアウトしたければ、完全な超親水状態つまり完全にべたーっとなった状態を作らなければなりませんから、何も塗らないことが一番です。

言いかえると、ワックスやコーティング剤を塗ると、間違い無く何もしないより、雨染み(クレーター)の発生する状況になる確率アップする…ということになります。

パワーGFコートは雨染みに対抗できるのか

雨染み(クレーター)の根本的原因は水滴にありますから、超親水状態(完全にべたーっとなった状態)に比べると、GFコートをコーティングしたことによって(雨染みが)出来てしまう可能性をわざわざ作ってしまったことにはなります。

したがって、何もしないで汚れっぱなしのまま放っておくのよりは出来てしまう可能性の点で負けていますが…と前置きした上でのお話になります。つまり、何かを塗るか塗らないかの話ではなく、塗ったとしてどう大丈夫なのかという前向きな話です。

随分お話しましたように、GFコートは酸化に対して耐性を示します。つまりGFコートは少なくとも酸化に起因する雨染み(クレーター)は防ぎます。この酸化に起因する雨染み(クレーター)は実際に(雨染みのできるパターンとして)最も多いパターンですから、これを防げることで全体の印象としては、かなり効いていると感じると思います。

クレーターは塗装が破壊されていますので、修復は修理に当たり作業も困難ですが、クレーター以外の雨染みは汚れや付着物の類なので修復は修理ではなくクリーニングです。

それでは酸化が原因となって出来る雨染み(クレーター)のメカニズムをご紹介します。

酸化に起因するウォータースポット(参考知識)

  1. 酸性雨が降る
  2. 晴れて水滴が残る
  3. 雨がやむと水滴中の水分のみが蒸発して水が減るため酸の濃度が徐々に濃くなる
  4. 水が完全に無くなってしまう直前(10秒前〜1秒前)の酸濃度は相当濃くなる
  5. おかげで表面が酸化し始める(溶け始める)
  6. もしずっとこの状態だったら塗装は大変な事になってしまうはずですが、幸いにも数秒で乾いてしまうため、薄っすらと溶けかけた跡(陥没)と酸化物のカスが付いただけで済みます。→ウォータースポット→削らないと落とせない
  • この水滴跡の形で陥没したようになるヒドイ雨染みは大体全部この酸化による雨染みです。『=クレーターor陥没雨染み』と呼びます。
  • 洗車の時に付く白い輪郭の輪ジミは洗車したら乾かないうちにちゃんと拭き取ることで100%防止できます。『=洗車ジミorイオンデポジットと呼びます』

いかがですか、酸性雨による酸化がウォータースポットの大きな原因になっていました。ここでもGFコートの酸化に対する超耐性が非常に役立ち、雨染み(クレーター)からも塗装を守ることが分かりました。

雨染みに悩む濃色車のオーナーは是非プレゼントやモニターでパワーGFコート各製品をゲットして下さい。きっと『なるほど』と思うに違いありません。
<注:プレゼントやモニターは常時募集しているわけではありません。>

酸化劣化によるつるつる感の喪失、酸化共鳴による絶対取れない汚れ、やはり酸化共鳴による鉄粉付着、強烈な酸化による鳥糞被害、そして今回の酸性雨による雨染み(陥没クレーター)…というように致命的に車が痛む原因はほとんど酸化だということはお分かり頂けたでしょうか。後は物理的なキズから塗装を守ることができれば万全ですね。

と言うことで次回は、パワーGFコートはキズにも強いんだ、というお話です。

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