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A-5/太陽ポリマーのやり方/コーティング
太陽ポリマーは根本的にはプロ用ですが、一般の方でも扱いやすいようにアレンジしてあります。カーマニアの方ばかりでなく、例えば女性の方などもどんどんチャレンジして下さい。
(ストロンガ−等の姉妹品も基本的には同類ですので太陽ポリマーのことを基本知識として知っておいて下さい)
最初の重要ポイント…今までのコーティング剤との違い
通常のコーティング剤はスポンジなどで塗った成分(塗られたままの柔らかい被膜)の内、ほとんど全部を余剰分(必要分と余剰分は基本的に同じ成分)としてその後の作業で拭き取ってしまいます。そしてどうしても車に付着してしまう分だけが自然に塗装面に残ります。→膜厚無し
これに対し、『太陽ポリマー』は塗った成分(塗られたままの柔らかい被膜)は必要成分の被膜と余剰分の被膜の二層に自動的に分かれますので、表面に浮いた本当の余剰分被膜を拭き取る。→膜厚有り(出来あがり時点での被膜は半乾き)
つまり、拭き取れるものはすべて拭い取ってしまうのではなく、二層に分かれた外側つまり本当の余剰分(いくら待ってても保護被膜にならない不必要成分)を拭き取る…というのが『太陽ポリマー』における拭き取り作業のポイントとなります。
以上の大きな違いを頭の中に入れた上で、以下の作業に取り掛かって下さい。
普通の作業法・・・作業手順とポイント
(1)塗るスポンジ全体で適量を均一に塗る
- スポンジ(推奨品有り)を使い、軽い感覚で薄めに塗り広げる。→薄ければ薄いほど良いということではなく、クラウンクラスの乗用車で30ccぐらいが適量。
- この時、大きなスポンジの先っちょ(一部)で塗ると均一に塗れません。小さめのスポンジ(大きくても良いけど)の全体(塗面に対して平行)で塗るようにして下さい。→液剤はスポンジに出すよりも、車の側にブチュっと出して、そこでスポンジ全体を馴染ませながら塗り広げるとやりやすい(スポンジが調子良くなるまでの最初の内。スポンジが馴染んだ以降はスポンジがわに少量補給でもやりにくくありません)と思います。
- 塗った所がハケ跡のように見える場合は、横に広げて均一化を意識して下さい。
- 一度塗った表面を軽く大きくタテヨコにスポンジをかすらす様に撫でていると(ならしていると)、やがて一見仕上がってしまったかのように透明になります。これが均一に塗りあがった状態です(←あくまでも理想であって、自分なりに均一に塗った意識があればOK)。これで塗り作業は終了です。
- そして調子の出たスポンジは洗わずにビニール袋などに入れてパックしておきます。これで次回(別の車にもやるとして)は最初からイイ感じで作業スタートできます。
- 液剤が適量で尚且つこのように均一に塗られていれば、この後の拭き取り作業が筋書き通りに行く可能性が高くなります。
- 液剤を塗り過ぎると拭くのがその分少し大変になりますが、施工後の性能を考えた時に、塗り足りないよりは全然ましです。
- 塗布作業は塗装が熱くない状態でやるという常識は守ってください。
- 必ず炎天下を避けて行って下さい。
- 全体を通してあまり神経質になる必要はありません。気楽にやりましょう(ある程度の集中力は必要)
(2)乾拭き…軽い力で余剰分のみを拭き取る
- 太陽ポリマーの拭き取り作業は晴れた日の太陽の下が最高のロケーションです。別にこれは絶対条件ではありません。もし作業日が晴れていたら『ラッキー』ぐらいに思っていて下さい。
- 乾いたフカフカのタオルを使い、軽い力で表面のみを拭いて下さい。最初はベタベタ面をならしているような感じです。(幾らかタオルの滑りが出てくるまでは『軽い力で』をそこそこ意識して下さい)
- 少し拭いているとベタベタが無くなってタオルの滑りも普通になってきます。光沢らしきものも見えて来ます(ギラギラモワモワは結構あるでしょうが)。この時現れた光沢面が最終的なコーティン グ被膜の表面になります。ここから先は、この光沢面の上に浮いている余剰分(ギラギラ)を拭いている…というつもりで拭き取り作業して下さい。→光沢面の下(有効被膜分)はまだ柔らかいので、えぐってしまわないように注意!!(力の入れ具合は強過ぎさえなければ、普通でOK)
- タオルの面をきれいな面に替えたりしながら、もう少し拭いていると、光沢面の上のギラギラもさっきより幾らかマシになってきます。
- この辺まで来ると、そろそろ時間ばかりたつ割には、ギラギラの減り具合に進展があまり見られなくなってくると思います。感覚には個人差がありますが、『これ以上拭くのは時間の無駄』と思ったところで止めてください。のんびり屋の方はもっとしつこく拭いてもかまいません。いずれにしてもモワモワ・ギラギラ(フッ素の余剰分)をなるべく少なくした辺りでこの工程は終了です。
(3)濡れ拭き…固しぼりのタオルでスッキリさせて作業終了
- 固しぼり(水)のきれいなタオルで表面を拭いて、モワモワ・ギラギラを除去して下さい。この時、水分は少ないほど良く取れます。また、水の超微粒子が化学反応を即します。(注:ビチャビチャのタオルは厳禁!!作業中の太陽ポリマーは水の混入を嫌います。)
- 途中、こまめにタオルの面を替えたり、バケツの水で何度もゆすいできれいにしながら(絞っちゃ拭き、絞っちゃ拭きの要領)作業を続けます。
- 全体を拭いても今一つスッキリしない箇所がある場合は、もう一回りこの作業を繰り返して下さい。
- 自分成りに『よし!!』と思うまで拭いたら、引き続き確実にきれいな乾いたタオルで拭いて仕上げて下さい。
- 2回りくらい水拭きして『よし!!』とならない場合、面倒臭ければ適当にやめても構いません、少しモヤモヤがあっても2日間くらい我慢して頂ければ、翌々日洗車した時点でスッキリ完成しますからご安心下さい。
- ちなみに濡れ拭きは濡らすためにやるのではなく、拭き取っているという意識でやって下さい。(濡れ拭きだけできれいにします)そして、最後に(間違いなくきれいな新しい布で)乾拭きをしながら最終チェックを行って下さい。
- 最初の乾拭きをあまりつきつめづに、そこそこにして濡れ拭きに入った場合、作業時間は大幅に早くなりますが、被膜の組成がやや甘くなります(全然許容範囲)。どこで乾拭きをやめて水拭きに入るかが作業時間を左右するポイントです。でも、皆さんの場合、仕事としてやるわけではありませんから、それほどこの点を突き詰めてスピードアップする必要はありません。時間の許す限りのんびり丁寧にやりましょう。
お役立ちQ&A
太陽ポリマーの(1)塗る(2)乾拭き(3)濡拭きですが、それぞれ次の工程へ移る際の時間(すぐなのか、1日おくのか…等)が書いてありませんでしたがどうなんでしょう?
すべて連続作業でOKです。これはすぐやらなければダメという意味ではなく、すぐやっても良いし、時間をあけても良いという意味です。ただし作業の途中で車を長時間ほったらかしておくと、ホコリが乗って、その後の作業で傷をつける可能性を少し高めてしまいますから、連続作業をお勧めします。
むしろ、下地処理後、水分を良く拭き、乾いた状態の所にコーティングする…ということの方がが重要です。
作業が終わったら
- 初期乾燥被膜(薄皮)は1時間経つとかなり安定します(中の方はまだ柔らかいが…)ので雨に濡れても大丈夫になります。したがって、作業後1時間ぐらいは雨が降らなそうな日を選んでコーティングして下さい。
- 水拭きまでやった場合、被膜の完成には約36時間かかります。作業した日と翌日ぐらいは洗車をしないで下さい。
- 最初の洗車をした時点で本当の完成です、調子が出るのはそれからです。
- 拭き取り作業がどうもスッキリ終われなかった場合でも、36時間以上経過後に洗車すればスッキリ完成します。それまでの間は幾らかギラついていても我慢して下さい。もちろん普通に乗っててかまいません。
裏技・・・お手軽作業法
お手軽作業でやる場合でも、最初に説明した『普通の作業法』を良く読んで大体の感じを理解した上でやって下さい。
- 『普通の作業法』を参考にして、なるべく均一になるように塗って下さい。
- 『普通の作業法』を参考にして、力をあまり入れずに拭きます。塗ったときの不均一さを修正する意味もあります。少し(一概には言えないですが、クラウンあたりで大体15分くらい)拭いていると、ベタベタ感が無くなって、幾らかすべすべになるはずです。←見た目は液剤の余剰分でギラギラしている。
- タオルの滑りが良くなったら、見た目の悪さは我慢して、その日を入れて3日ぐらい(48時間以上の意味)放っておきます。そして、4日目くらいに洗車して、液剤の余剰分を洗い流します。これでスッキリします。←出来あがり
- 作業は終了後2時間ぐらい雨が降らなそうな日を選んで下さい。
- 洗車前に運転する予定の場合は、万一雨が降ると屋根の余剰液剤分がフロントガラスに流れてきて運転の妨げになる場合がありますから、屋根だけは水拭きして、そこそこ仕上げておいて下さい。
- 2.の後水拭きして仕上げてしまってもかまいません。このパターンは普通のやり方の乾拭き工程を早めに切り上げた場合にあたり、一つの正しいやり方です。
完成までの時間や雨に塗れても良くなるまでの時間が、作業法によって若干違いますので、実際にチャレンジする時には、もう一度このページを良くチェックしてから作業して下さい。
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